猫に魅了され、猫を求めさまよう「猫場放浪記」。第2回は福岡で話題のカフェ&バーへ。
地下鉄箱崎線「千代県庁口駅」から徒歩3分。小ぢんまりとした2階建ての建物が見えます。
猫の足跡が記された抹茶色の暖簾……ここが今回の目的地。昼は和カフェ「茶蔵」、そして夜は日本酒バー「夜茶蔵」として営業しています。
店内は落ち着いたカウンターの12席。ずらりと並ぶ日本酒が圧巻です。
さっそく一杯…といきたいところですが、今回訪れたのがカフェタイムだったため、日本酒は我慢。その代わりこんな可愛い飲み物を(連れが)オーダー。
……と、ここまで読んで「ただ猫の足跡が随所にあしらわれている店じゃないか」と思うなかれ。ここへ来た目的は店奥のガラス窓の先にあるのです。
……猫!
猫団子!
実はこちら、保護猫シェルター併設のゲストハウス「ねこ蔵」が経営するカフェ&バーなのです。そのため、廊下越しにシェルターの中が見られるというわけ。
「ねこ蔵」は、「ふく猫ハウス」としてボランティアで保護猫活動をしていた井上さんと、里親として出会った不動産業の森さんが、新しいかたちの保護活動として2017年3月にスタート。
シェルターに入って猫と触れ合うには、事前の予約が必要。11月からは「保護猫活動に興味があっても一歩を踏み出せない……」という人のためにボランティア体験もできるようになりました(こちらも予約制。 詳しくはHPを御覧ください)。
とはいえ触れ合わずとも、可愛い猫たちが思い思いにくつろいだり、遊んだりする様子が眺められるのは、猫好きには嬉しいもの。売り上げの一部が保護猫たちのために使われると聞けば、ついもう一杯飲みたくなってしまうかも(猫が眺められるのは動物愛護法により20時まで)。
ゲストハウスとしての評判も高い「ねこ蔵」。次はぜひ泊まりで訪れたいところでした。
TEXT / KIRACO
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