著者はネコリパ首相の河瀬麻花氏。(首相ですが、ネコリパにはその上に猫の大統領がおり、人間は猫に仕える身なのだそう)。
生粋の猫好きである1人の女性が、保護猫カフェを始めるまでのストーリーや、運営を初めてから起こる様々なドラマ、さらにはそれ以前の仕事や生い立ちまでが赤裸々に語られます。
パン工場を営む家に生まれたちょっと変わった猫好きの女の子が、インド放浪でカルチャーショックを受けたり、ベーグル屋さんになったり、脳腫瘍になったりと様々な出来事を通して、強くてしなやかな猫共和国の首相になっていく様子は、猫好きでなくとも思わず応援してしまいたくなる、まさに波乱万丈の半生。そこに寄り添う愛猫たちとの思い出も、猫好きの心をキュッとさせます。
さらに妄想から始まったというネコリパ自体の構想はもちろん、次々に生まれる商品や企画のアイディアの生み出し方、そしてそれを実現するための“ゴロゴロおねだり作戦”など、半ば強引とも言える独自の経営術も読みどころ。特に近年注目のプラットフォーム、“クラウドファンディング”の成功談は、“何かやりたい!”と思っている人には、大きなヒントとなりそうです。
(おまけ)ノンブルがこっそりパラパラマンガになっています!
NECOREWEBでは保護猫たちの日常がのぞけちゃいます♡
スポンサードリンク